日帰り手術
◇痔核治療
おしりの悩み
おしりの悩み
・おしりからイボがでている。
・おしりがキレて痛い。
・赤い血が出て来る。
・おしりの外側に膨らみがあり、痛む。
・以前から治療しているが、全然よくならない。
これらでお悩みの方。もう安心してください。一緒に解決しましょう。
いきなり手術が必要なものを「急性期の痔核」と呼びますが、非常に少なく、大体はお薬でよくなります。ただし、1〜2週間お薬を試してもよくならない場合は日帰り手術が必要なことがあります。
当院ではいぼ痔の治療に従来からの結紮切除術とともに四段階注射法という硬化療法を行っています。いずれも日帰り手術です。注射療法はすべての痔に使えるわけではなく、模式図の外痔核という、肛門の入り口外側に出来たものには使えません。これらの外痔核あるいは肛門皮垂に対しては局所麻酔下の切除術をおこないます。
出血を主とするいぼ痔(内痔核)、痛みが主な血栓性外痔核、皮膚のたるみ(肛門皮垂)の模式図です。
血栓性外痔核は急性期の痔核のひとつです。局所麻酔下に血栓摘出術や結紮切除術などで治療すればよくなることが多いです。
肛門皮垂に関してはおしりをふくときにきれいにならずに、便が付着し、周囲にかゆみなどのトラブルを起こしたりするこがありえます。ご希望があれば切除術あるいは分離結紮術(振り分け結紮術)をおこないます。
硬い便が肛門を通過するときに肛門上皮が切れる、きれ痔の模式図です。
慢性的になると、肛門が狭くなり、悪循環をたどります。その際は肛門を拡げる手術が必要な場合もあります。
急性のきれ痔では一般に軟膏治療やお薬で良くなることが多いです。残念ながら症状を繰り返す方には局所麻酔下に括約筋の一部を切離し、用手で肛門を拡張する日帰り手術が必要なことがあります。
手術は日帰りです。
ただし、手術終了後はしばらく30〜1時間はベッド上でおやすみいただきます。
痛みが強くならないか、出血がひどくならないかを観察させてください。
ひとりで悩まず、どうぞご相談ください。
一緒にベストの治療を計画しましょう。
注)術後は定期的に通院していただいております。万が一受診できない方の場合は残念ながら当院では手術を受けることはできませんのでご了承ください。
◇皮膚腫瘍、皮下腫瘍など
手、指、足を切ってしまった場合など。
局所麻酔下に縫合閉鎖しましょう。
抜糸は1週間後です。
背中や胸などにおできが出来ている場合など。
「とーふんかし」=豆腐のカスなどと言われるおできなどを局所麻酔下に切除しましょう。
ただ、残念ながら周りが赤く、膿が出ていたりした場合は皮膚切開をおこなって膿を取り除きましょう。
逆に痛みや発赤など症状を有さない際は、緊急性はありません。その場で切除する必要がありません。それでも切除を希望されるときはあらためてご再来し、手術の計画をしましょう。